タイトル/ZZガンダム・リファイン

コメント/小林誠さん、近藤和久さん、風のリファイン

 

1980年代に(自分の中では)流行した、小林誠さん、近藤和久さん、風のリファインで、

小林誠さんのイラスト(下記参照)を元に描いた物。

綺麗な人型(ヒーロー体形)からは離れたシルエットで、

頭部は前後に長いが、腕や指が必要以上に小さく、脚も短いリファイン。

 

※小林誠さんのイラストを元に描いた物だが形が不明な部分も多いので、

不明な部分は自分の想像と好みで追加したので「小林誠版」の完全再現では無い

 

 

元々この絵は学生時代(1987年)に描いた物で、

今回その線画を修正しつつ、セルアニメ調で色を付けた。

 

1980年代当時に二人の作風に触発されてリファインしたが、

曲解し、しかも表層的な部分しか真似出来ていない所が、今に成って見ると悲しいと感じる。

(元デザインから離れる事が目的に成って仕舞っている所、等)

 

配色はイラストのままでは無くTV版の設定画寄りにしたが、スラスターの内側はグレ―にし、

「基本色の白」はTV版の設定画の色に準じたグリーン寄りのホワイトにした。

変形方法はシルエットのバランスを変更した為、一部変更が必要に成った。

 

 

 

その学生時代に描いた線画は紙にGペンを使用して描いていた。

バック・パックが特に立体として描けていない。(グレーの色部分はデジタルで取り込み時に追加)

線が余りにも汚かったので(安い紙に使い古したGペンで描いていたので線がヘロヘロ状態)

今回、デジタルで綺麗に描き直した。

バック・パックは特に形が曖昧過ぎていたので修正して立体的な不自然さを軽減させた。

 

 

そのバック・パックだが、後方に張り出し過ぎて後ろに倒れそうだ。

でも、ミノフスキー・クラフトで倒れないのかな?

 

↑元にした小林誠さんのイラスト

 

 

武器を持たせた姿。

 

 

 

「ハイパー・ビーム・サーベル」は太くし、腕を小さくアレンンジしているので、

サーベルを確実に保持させる為にサーベルの側面に「取っ手」を付けてみた。

この「取っ手」を握りながら巨大な「ハイパー・ビーム・サーベル」を振り下ろして使うイメージ。

だって、両手で持って振り下ろしたらカワイイ・イメージになっちゃう(笑)

 

 

「コア・ファイター」と「股関節」と「フロント・スカート」の間で無駄な空間が有るが、

元デザインでも、ここには部品が無い(サイド・スカートも腿に接続されている)デザインなので、

その事を誇張したアレンジに成っている。

※このリファイン画では「サイド・スカート」は背中側から接続されている。

 

だた、このデッドスペースには特に意味が無いのでペイロード用にでもしようと考えた。

武器ラックとか、ビームライフルのエネルギー・パックを置くとか、ザク・クラッカ−を置くとか・・・

今回のリファインでは、バズーカを2本をZ軸方向で装着した。

 

面白いシルエットに成ったかな?

 

 

 

 

モビルスーツ形態の三面図。

 

体が前後に長いアレンジで空間に余裕が出来たので

MS時の機首(コクピット)は垂直では無く斜めに傾ける角度(ほぼ水平)で収まっている事にした。

元デザインの「コクピット内部がX軸で回転」するギミックは不要に成る。

 

 

このリファインでのコクピット・ハッチの開閉方法は動画(↑)を参照。

 

赤いカバーの内部に、もうひとつのグレーのカバーが存在するが、

これはコア・トップ(Gフォートレス)への変形後にコア・ファイターの機首を守る為に使用する。

(元デザインではコア・ファイターがむき出しに成っている)

 

「コア・ファイター」には主翼を追加した。

 

「バック・パック」は2本の接続アームで固定されている。

 

 

 

■「コア・トップ形態」

 

元デザインと大きく異なる部分は以下の点。

〇「コア・ファイターの機首」が進行方向を向いている

〇「コア・ファイターの後方」が飛行形態に変形する

〇「頭部」が回転して収納される

〇「腕部」が前方に移動して後方への張り出しが無い

〇「前腕部」のスラスターを計4個に増加

 

 

元デザインンのコア・ファイターはMS時と同じ形状で合体するので、

パイロットは上下逆の姿勢で乗り込み背中側が進行方向に成る形で操縦する設定に成っていた。(画像参照↑)

(コクピット内部がX軸で90度回転しても頭頂部が進行方向に成る)

 

それでは非常に操縦し難いと感じたのでコア・ファイターの機首を水平にして収納する事にした。

※今回のアレンジではダブルビームライフルにコクピットは無い設定

 

このリファインでのコア・トップの変形方法は動画(↑)を参照。

 

 

 

 

■「コア・ベース形態」

 

元デザインと大きく異なる部分は以下の点。

〇脚全体が前方に移動する(内側に来るフクラハギは後方に移動)

〇フクラハギ背面のスラスターが回転移動する

〇「サイドスカート」は斜めの角度で固定(Gフォートレス形態でも、そのままの角度)

〇「フロントスカート」は90度回転させて固定

〇「ミサイルポッド」が回転移動してエアインテークが露出する

〇「クレイバズーカ」を装着可能

 

 

 

 

 

腰が前後に長いアレンジで無駄に地面からの高さが出来て仕舞ったが、

「クレイバズーカ」を装着させる事で(無理やりだが)理由付けが出来た

 

 

■「Gフォートレス形態」

 

元デザインと大きく異なる部分は以下の点。

〇この形態でも「クレイバズーカ」を接続可能

〇「クレイバズーカ」使用時にはダブル・ビーム・ライフルの砲身が移動する

 

 

 

 

 

 

フルアーマー形態

 

「バック・パック」や「ダブル・ビーム・ライフル」が未着手だが本体は完成。

元の配色はZZの色と同色だが装甲部分を目立たせる為に少し色味を変えた。

「肩のミサイルポッド」が単なる立方体で無い所が気に入っている。

「作業用のフック」や「板状の装甲」を新規に追加した。

 

 

 

今回、「パース画」に色を付けて「正面図」や「側面図」や「飛行形態」を新規に描いた。

「コア・トップ」と「コア・ベース」は当時に描いていた絵も発掘したがラフ絵の状態で終わっていた。

当時は「正確な変形方法」や「飛行形態の細部」が分かっていない状態で、

正確に変形する立体物の資料も少なかったのが原因だと思われる。

 

でも、飽きて他の絵を描き始めた可能性も否定出来ない・・・(当時の考えは覚えていない)

 

現在では資料も豊富で何よりデジタルで描いたので、各部の大きさを合わせながら描くのが格段に容易だった。

 

 

なので、今回は「35年前の自分」との共作に成る。

そして、35年前の自分にも見せてあげたいし、こう伝えたい、

「君が描きたかったのはこれだよね」

「それから、35年過ぎても、まだ同じ事をしているよ(笑)」、と。

 

 

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